The 禅

霞を食って生きる仙人

「Dasoって仙人みたい。」

「普段何してるんですか?」

「ヒマラヤなんて良く住めましたね。」

しばしばこのようなコメントを受け取ることがありますが、何一つピンと来ないので聞き流してきました。でも、ふと思い立って、これらのコメントに注目してみたのです。

「仙人」に関連がありそうなことを紐づけてみると、「瞑想」「独り」ということだと思いますが、実は仙人というのは中国伝来のTao(道教)から来ているんですね。

仙人(せんにん)また神仙(しんせん)、真人(しんにん)、仙女(せんにょ)は、中国本来の神々(仏教を除く)や修行後神に近い存在になった者たちの総称。仙人は仙境にて暮らし、仙術をあやつり、不老不死を得て、「羽人・僊人」ともいう。もともと神である神仙たちは、仙境ではなく、天界天宮等の神話的な場所に住み暮らし、地上の山川草木・人間福禍を支配して管理す。仙人や神仙はいずれも自分の体内の陰と陽を完全調和して、道教の不滅の真理を悟った。彼等は道教の道(タオ)を身に着けて、その神髄を完全再現することができる。基本的に仙人という言葉は男性に指すが、女性の仙人もかなりいる。(Wikiより)

一般的にはここまでの認識はないと思うのですが、結局のところ自分の理解の範疇を越えることは「霞を食って生きる仙人」というメタファーの世界にほり込んで、自分とは無関係なところに置いておく。ヒマラヤの奥地で生きていくなんてまっぴらだというのが、まあ普通の反応かもしれません。

でもね、現実の世界ではヒマラヤでも人間が住んでいる地域はあるし、人の住むところにはWifi飛んでるし、たぶんお金さえ出せば衛星でつながれるはず。チベットのお坊さんもスマホ持っている時代だし~。

まあ、ほんとうに新鮮な空気が保たれていれば、植物が必要とする栄養素が取り込まれ、それから発生するイオンや何か人間にとっていやしになるものが空中に蔓延するーーそうなれば霞食っても生きられるかもしれないけれど、いまの地球じゃ仙人ライフは無理!

というわけで、私が「ヒマラヤに住んでいた」というのはメタファー的表現で、「長年瞑想だけをしていた時期がある」ということなんですが、20代後半に現代社会では仙人ライフは無理ってわかったから、瞑想だけをする環境に逃げていました。

この混沌とした世の中にまともな神経で暮らせるなんて! というくらい魂が渇き切っていたので、文字通りドロップアウトしたのです。そして、数年間瞑想だけをしてきた結果、やっと自分を取り戻し、私にとっての「まとも」でいるコツをつかんだのです。

言わば、廓庵(かくあん)が十牛図に足した十番目の絵のごとく、酒樽担いで世間に戻ったわけです。静寂の中で自分を取り戻した私はLife(生)の歓喜に酔っぱらっていたし、何を見ても聞いても祝福でいっぱいだったので、瞑想の恩恵をしっかり得たと言えます。

そうなると、やっぱ出会う人ごとに伝えたくなるもんです。瞑想リーダーなんて思っても見なかったことをやるようになったのはほんとうに存在からの贈り物ーー一番好きなことを担当させてもらっている感じです。

いまの世の中で私のように長い期間世間から離れて瞑想するのは至難の業です。なので、もう少し細切れに可能なだけの期間、自分なりの「瞑想リトリート」をできるだけ頻繁に取るというのが健康な生き方だと思います。

以下短いのから長いのまでいろんなチャンスがありますので、ピンときたものをごらんになってみてください。

3泊4日または5泊6日のWho is in?瞑想インテンシブ

 

1泊2日比叡山の麓:サイレント瞑想

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