The 禅

インクワイアリー:自分の耳で自分の話を聞くことの効用

偶然出会った「日本語人の脳」という本を読み始めて、日本人が左脳優位であることを知りました。さらに、日本語の50音を一句ずつ見てゆくとわかるように(か行、さ行にも母音は含まれていますよね?)、日本語そのものに母音が多いということにも気づかされました。

万国共通、言葉は左脳で受け取られますが、母音を右脳で聴く西洋人(子音は左脳)に対して、日本人は母音も子音も左脳で聴くので、一句一句を言葉として受け取っているわけですね。

その日本人が英語を聴くとき、あたかも音楽を聴くように母音を聴く西洋人とは違って、一句一句を受け取り、そして話そうとする日本人の脳の機能が相当のストレスを抱えるであろうことは、容易に想像がつくと思います。

ベテランの通訳者は、英語を“音”で聴くとおっしゃいます。私は英語を話して英語で考えるのが好きです。英語に切り替えるや否や頭が軽くなって、違った人格になる感触があるので、“音”で聴くという感覚もわかる気がします(次からそんなふうに聞いてみよ~)。

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さて、私がこのことを知ってすぐに反応したのは、禅マスターたちはどこかでこのことを知っていて、だからこそ右脳を活性化する公案(=伝統的インクワイアリー)というものを使ったのだと直感したのです。

覚醒する意識を保ちながら自分の内面を探っていくとき、自分自身の話し言葉を自分の耳で聴いている左脳も、そしてそこで起きていることの全体を研ぎ澄まされた感性でキャッチしている右脳も、フル回転します。まるで新品のOSを起動したときのように、サクサクって音がする、あの感じです。

インクワイアリーはある種の脳革命かもしれませんね。性格判断や人格形成の分析にどれだけのエネルギーを費やそうが、所詮エゴのストラクチャーを知るだけです。

インクワイアリーとは、人間の本質、存在の持つ豊かなエッセンスーーそのストラクチャーを探ってゆくことです。

「私」というシステムを高次元で紐解く準備のある方にお勧めします。他人や社会が作った「私」の枠組みをバラバラにしてみませんか?

インクワイアリーには3つの入り口があります。

8月4日(日)東京1Day Who is in?ーー禅公案の体験

8月31日:母と子のインクワイアリー体験会in大阪

そして、今イチオシのワークがこれ!
6名限定でお届けします。

9月28・29日;スペース・インクワイアリー

 

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