グループのためのクリーン・スペース

空間メタファーの探求

「グループ」というとき、それはあなたが所属する組織だったり、担当部署のチームだったり――二人以上の人間がかかわってゆくとき、それは「グループ」と呼ばれます。

あなたがそうであるように、他の人もそれぞれの個性を持っており、お互いが自分らしくいて、認め合い、素直に自己表現ができていれば、そのグループは創造性を発揮することができます。自然にグループメンバーとの関係性は発展的なものになるでしょう。

パートナー同士でも、それぞれが自分のやりたいこと・趣味・関心事を尊重し、認め合っていれば、二人の間にはいつでも清々しい風が吹いていることになります。

反対に、意思疎通がうまくいかない場合は以下のようなことが起きます。
「無口な人だから、何考えているのかわからない。」と思うや否や、あなたは話しかけることをためらうようになります。そして、相手はますます話さなくなる。

「何を言ってもきつく返される。」という体験が重なると、あなたは自分が嫌われていると感じて、その人を避けるようになります。当然、お互いの間の溝は深まるばかりです。

「いつもべったりすぎて、(申し訳ないけど)もうちょっと離れていて欲しくなる。」それをどう伝えて良いのかわからず、つい冷たい態度をとってしまう。

さて、この文章の中で下線を引いた部分はメタファー(比喩)です。中でも、”二人の間に風が吹く”とか、”離れてほしい”というのは、ここでは「空間メタファー」という扱い方をし、ある関係性の中で起きていることを紐解いてゆくためのカギとなる表現として注目します。

 

さて、あなたが所属するそのグループには、あなた以外の誰か一人や、複数の人たちがいて、お互いの間には「空間」が存在します。言い換えると、「空間」があるから、お互いが存在しているのがわかります。これは奇妙な表現に聞こえるかもしれませんが、事実としてそうです。

「空間」は、私たちがそこに在るものを認識するためにあると言えます。シンプルな例をあげると、先に述べた「離れてほしい」というのは、相手との距離感がこの人には近すぎていて、それを変えたいということを言っています。あるいは「風が吹く」のは「二人の間」であって、他のどこでもありません。

そして、「べったりすぎる、離れていて欲しい」というときの「感情・心理」を扱うのが心理セラピーだとすれば、クリーン・スペースは、空間を移動しながらあなた自身がその空間にある情報を見つけていくということをします。

具体的には、ファシリテーターが「ここであなたは何を知っているか?」というインストラクションをしますが、最初はまさかと思っている人がほとんどですが、実際にその空間に立ってみると、驚くほど鮮明な情報がやってくるのがわかるでしょう。

 

実際に何をするのか?

今回は「グループワーク」にフォーカスをしています。二人以上のグループに所属する他のメンバーとの関係性に「清々しい風が吹く」ためには、まずは自分の正しい立ち位置を見つけることです。

①「あるプロジェクトに対する展望」「チームの関係性をもっと創造的なものにしたい」など、一つの課題に対しての自分の正しい立ち位置を見つけます。

②他者との関係性において見つけた自分の立ち位置も大事ですが、他者の立ち位置に自分が立ってみたりもします。そのことで単に相手の視点がわかるだけではなく、お互いのつながり(ネットワーク)に目覚めます。そして、このネットワークにこそ豊かな創造性が隠れているのです!!

 

持って帰れること

この2日間の目的はもちろん「空間メタファー」に働きかける「クリーン・スペース」というユニークな技法を実際に使えるように習得していただくことですが、他に類を見ない特異性を持った技法なので、理論的な理解だけではなく、体験を重ねてゆくことがとても重要です。そのため、参加後のサポートとして、「クリーン・スペース・コミュニティ」ではいくつもの実践例のビデオなどを用意しています。

「この体験によって人との距離感を保つためには、まず自分の正しい立ち位置を知ることだという気づきが得られた」「自分の思い込みが相手とのつながりを制限していたと気づいて、とても役に立った」などのフィードバックをいただいております。

クリーン・スペースという技法は「クリーン・ファシリテーター養成」の一部です。12月からスタートするベイシックコースで受講していただけます。詳しくは当日ご説明しますが、Facebook内の「クリーン・ランゲージ・ジャパン」のページをフォローしていただくのがいちばんです。その他にも、クリーン・ランゲージ関連の情報はそこから得られます。

日程
お申し込みページをご確認ください。

参加費
45,000円(税込)

会場
東京または大阪にて(お申し込みページをご確認ください。)

持ち物
筆記用具、飲料水