The 禅

私は私の傷を見ます。

隠してきた心の傷に気づく

最初にお断りしておきますが、ここで私がシェアしていることは、「ヒーリングジャーニー・7つのステップ」と題した動画集の中の一部です。

私がファミリーコンステレーションというワークを提供してゆく上で、もっとも信頼しているトレーナー、ベルトルト・ウイルザーマー氏の英語のオンライン講座が、私が求めていたものだったので、直接許可を得て字幕入り動画を作成したのです。中に18個のエクササイズがありますが、そこはヒプノ的ガイドであり、視聴者は目を閉じてやることになるので、その部分だけは私の声で日本語のガイドを提供しています。想像力を使って行うこのようなエクササイズを母国語でやる利点は、右脳の世界に楽にくつろいで入ってゆけることです。

※直接英語のレクチャーを受けたい方は、こちらを視聴されると良いでしょう。

 

いやしの力は唯一あなたの中にある

自分自身を振り返ったとき、「私はOSHO瞑想を通して心の傷をクリアーしてきた」と信じていました。でも、一つだけ引っかかっていたことは、OSHO瞑想セラピーの中に「ボーン・アゲイン」という1週間のプロセスがあり、そのミニ体験をしたときに、密かに「私はこれはいいや」と言って避けたのです。その避けたという事実を無視できなかった。

しばらくしてファミリーコンステレーションというワークに出会い、私は自分が怖がっていたことが何かに気づきました。私は自分が「父親に対する母親の感情を拾っていた」ことにはうすうす気づいていましたが、それを認めると、母を傷つけると思い込んでいたようです。

母を許さないといけない、父を理解すべきだと自分に言い聞かせて、私はどんどん本来の自分よりも大きくなっていたと思います。そもそもセラピストなんぞになる人はそういう傾向がありますね。

そして、さまざまな心理セラピーを学び、自分自身を癒す努力をしてきました。やがて他の人にもそれを分かち合えるようになっていったのですが、そんな中で習得するのにもっとも時間をかけたのが「ファミリーコンステレーション(家族の座)」というワークです。事実、今も学び続けています。

人びとにセッションを提供することを通じて、私は、どんな人も持っているいやしの力があること、私はそれを引き出すための手伝いをしているだけだという気づきを深めてゆけたーーそれが貴重な学びです。

 

早すぎる許しには気を付けるべき

努力することで、私たちの両親への愛を見出せるなら、それは素晴らしいでしょうね? 自分を思い切りプッシュすれば、いつかは、深いところに、隠れた愛を見出すーーでも、それは不可能です。

本当に愛を見出したいなら、私たちは最初に否定的な側面を通っていく必要があります。その最初のステップは、認める勇気を持つこと。あなたが子供の頃に両親から傷つけられたということを。最初にあなた自身の傷に目を向ける必要がある。

いろんな例を見ることができます。さまざまな傷がどんなふうに起こったのか。

一例として、ある離婚間近なカップルが揉めます。子供を自分の側に欲しい。母親は自分の権利として子供が欲しい。父親もです。そしてこれは子供には全くのストレスなのです。いつであれ両親が緊張を抱えると、彼らは子供を使おうとします。その対立や論争の中で。これは子供にとって、深い傷になります。

あるいは子供の一人が早死にした。そして、2番目の子ができる。でも、2番目の子の誕生はちゃんと認識されていません。最初の子を失ったことが、いまだに重いことだからです。両親は深い悲しみの中にあるために、2番目の子であるあなたをしっかり見れていません。

あるいは、2番目の子供がハンディキャップを背負って生まれた。すると、その子以外の子供たちは、ほとんど無視されます。すべてのエネルギーはその子に向かうからです。

また、そこには通常の規律があります。たとえば、あなたが最初の子で、2年後に次の子が生まれたとします。2歳のあなたにとってこれは大きな傷です。その子が生まれるまでは、すべての注目を浴びて王様のようだった。今や他の誰かが両親の関心を完全に奪ってしまったのです。子供は何が起きたのか理解できません。(中略) 

小さい傷だとしても、子供にとってはとても大きなことです。そこには失望があるでしょう。父親、母親から侮辱を受けたと感じているかもしれません。3歳、4歳の子供はほんとうにそれを大きな傷として受け取ります。そして彼らに言うかもしれない。もう絶対誰も信じない。十分傷ついたからと。そして私たちの誰もがこのような体験を持っています。だからそこには何らかの意味があります。(中略)

人生の中で子供時代は最も幸福な時代だと言われますが、どうしてそんなふうに言えるのでしょう? それは違います。もちろんあなたの記憶の中で幸福だったときを振り返ることはできます。でも、子供にとってはすべてが大きいのです。幸せな瞬間、子供はトータルに幸せです。だから思い起こせば、そこには幸せはある。そしてあなたが悲しむとき、その悲しみもトータルなものです。あなたは忘れてしまっているかもしれませんが、それはまだそこにあるのです。【ヒーリングジャーニー・7つのステップより抜粋】

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