The 禅

インド・ケララ編:禅=瞑想

現在執筆中の本のテーマは「禅の伝統を持つ日本、または日本人にとっての瞑想とは?」なのですが、たとえば日本人がマインドフルネスなどというムーブメントをなぜわざわざ外国から取り入れるのかなど私には全く理解不可能ですし、そもそも茶道、書道など優れた禅の文化があったはずなのに、それがどんどん形式を崩していって、今や瞑想を理解する人がいないのではないかと思うほどの状態に対して、「機会がいっぱいあるのになぜ日本人は瞑想しないのか?」という素朴な疑問を持ったことから、まず禅の歴史を調べ出したのです。

先に結論を言うと、伝える側も大事かも知れなけれど、要は受け取る側の感性の問題だと。そして、Oshoというマスターに出会った私はラッキーだったとも言えるけれども、彼を見つけたのは私の感性と、真理を切望する意思、自分自身への愛、そして自分を信頼し、生き抜く勇気があったからだと確信します。

あるいは長年の瞑想の恩恵として、自分が誰であるかをたんたんと問い続けることができたからとも言えるでしょう。

究極は“独り在る”

人は一人で生まれて一人で死にます。いろんな人の世話になっても結局のところ自分のことを一番よく知っているのは自分だし、すべての人たちにそっぽを向かれたとしても私は私を愛しているし、瞑想はその独り在ることに限りなく近づけてくれるツールです。そしてまた自分自身に問いかけるインクワイアリーという手法は、何であれ問われていることの答えを自分の内側に見つけていくので、これほど確かなものはないのです。仮にもし間違っていたとしても、実体験の中でやがては気付くのですから。そしてこのような実践的で、誰にでも有効で、確信を持って勧められるツールがあるから、私は今もなお愛すべき日本という国に奉仕しようと決めています。

でもね、時には逃げ出したくなる時もあります。だから年に数回のリトリートは必須。しばらく一人の空間で目を閉じることができたら、それでOKなのです。

3月21・22日 1Day瞑想キャンプ@京都

自分が瞑想したいから一人でも多く集まれば良いというスタンスでコツコツ瞑想キャンプを提供し続けてきました。でも、最近は大きくシフトしたことがあります。

それは、瞑想を教えることについてです。今までもそうだったのですが、私はそれぞれの人の悩み・問題・課題に応じてその人に合った手法を教えていくことに自信があります。無理をしても意味がないし、楽にできる方法からやると楽しくなるので続けられるというロジックですね。でもこれはグループに参加すると見失われがちなことです。

自分ができないことをダメなこと思い込んで無理をしてしまうとか、正直に言うのが恥ずかしいとか言う人が、このキャンプに来るとニコニコして帰ることになります。なぜならできなくって良いんだとか、言いたいこと言っても批判されるわけではないんだという体験を通じて、自分らしさを容認するようになるからです。

まずは一度お試しください。お申込みはこちらへ

 

ケララで出会った素敵なご婦人のこと

アユルベーダトリートメントをある程度本気でやろうとしたら、お金も時間もかかります。だからそれなりに余裕のある人がここを訪れているのがわかります。そんな中で私が初対面からハッとした年輩のご婦人がいます。すぐにお友達になって、食事の時間を共に過ごすようになり、いろんな話を聞きました。彼女はチベットと縁があって、チベット語を学び、チベット仏教の修行もしたそうです。

いつも微笑みを絶やさない彼女に「初対面からなんて素敵に笑うんだろうって思いました。」って伝えたら、「昔はそうじゃなかった。ストレスいっぱいでいつも病んでたわ。でもブッダの教えに救われたの。」って言われたんです。冒頭に書いたことーー真理を受け取る感性が大事だというのは、このご婦人とのやり取りの中で気づかされたことです。

そして、瞑想を忘れた日本という国に住む日本人の方たちが自分の内面を覗き込んだ時に、果たして自分はほんとうは誰で、何をしようとしてここにいるのかを見出すチャンスはまだまだあるはず。そのための感性を磨くことの方にシフトしていけば、きっとDNAレベルで私たちの中に隠れている瞑想の種を見つけるに違いないと、私は信じています。

 

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