The 禅

男性諸君にぜひ読んでもらいたい「家族の座に来たお母さん、若い女性の声」

家族の座に参加された方の多くが、自分がどれほどのものを両親から抱えていたのかに気づいて、すぐにおっしゃるのは、「ということは、私は私の子どもにいろんなものを背負わせているということですよね?」「それはしたくありません。どうすれば良いのでしょう?」と。

すべての親は子どもを愛している

すべての子どもは親を愛している

家族の座を提供していると、何度も何度もこの事実に出会います。ところが、残念ながら、親子の間の食い違いは小さなことから始まり、だんだん大きなゆがみとなっていくんですね。

仮にあなたの両親が仲違いをしたとします。するとお母さんはあなたのところにやって来て言います。「お父さんの態度はあんまりだわ! でもあなたはお母さんのそばにいてくれるよね?」

あなたはもちろん頷くでしょう。ところが、お父さんもあなたのところに来て言います。「お前は一人前の男として頑張らなきゃいけない。女の言うことなんか聞いていちゃダメだ!」

さあ、あなたは真っ二つに引き裂かれます。男なんだから、父親の言うことに従うべき? いや、男だからこそ、弱い母親を守らなきゃいけない! どちらを取っても、もう一方が成り立たない。ダブルバインド状態です。父親の圧力は男の子にかかり、母親は母親で、あなたに頼ろうとする。

このようなことは女性には比較的起きにくいです。というのも、伝統的に男性は家を継いで、女性は嫁に行くものだという勝手な思い込みが作用しているからです。

さて、こうなると男性であるあなたは、あたかも母の手を引くような立ち位置に立って、同時に父親には反発します。なぜなら、母親を幸せにできない父よりも、自分の方が偉いと感じるからです。

もちろん、これらは全く無意識の次元で起きることです。家族の座でさまざまな事実が見えてきてはじめて、人は自分自身がどれほどゆがんだ家族関係を見てきたのかという事実に気が付くのです。そして、冒頭であげたように、「どうしたら良いの?」となります。そして私の応えはとてもシンプル。

気づけたことにまず感謝してください。そして、あなたがもっともっと幸せでいることです。それが息子にとっての最大のメッセージ。

私は一人で大丈夫。あなたは好きにして良いんだよ。

さて、このお話がどんなふうにあなたのハートに響くかはわかりませんが、「男性のための家族の座」は特に、繊細で傷つきやすく、たくさんのバインドを抱えているであろうあなたのために開催されます。

男性のための家族の座

4月24・25日(土日)

ファシリテーター;高落 伸

五反田イズネス

参加費33,000円(今回のみの特別価格)

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