とても長い間、いろんな人を見てきたと思います。
いったいそこには何が起きているのだろう?
彼はそこで何を見て、何を感じているのだろう?
彼が見るべきものを見るために、必要なことは何だろう?
私は言わば、その人の外側の目として、近すぎず、遠すぎないところにいて、しっかりと見守り続けるだけ、、。
この役割を通して学ぶことは、ほんとうに貴重だと思います。
人間の心理は複雑です。私はいわゆる学問としての心理学を学んだわけではないし、何かの専門家でもありません。ただ人の心理にとても興味があります。家族の座というワークに注力してきたのも、このワークが「あるがままを受け止める」という、私が求めてきたセッションギバーの在り方を教えてくれるからです。そして私は今、自分自身が学んできた貴重な体験を元にセッションギバーの育成に情熱を注いでいます。
セッションギバー・トレーニング
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多くの技法があり、優れたトレーナーがいます。でも私自身が学びたいと思うティーチャー、トレーナーに共通して言えることは、彼ら自身が決してインナーワークを怠らないことです。これは私がもう何十年も守ってきていることですが、年に一度は最低3週間のリトリートを取ります。仕事は完全オフにして自分自身のインナーワークにその時間・空間を使うことにしています。そうしてはじめて他の人を見守るスペースが持てます。
いちばん忘れられている人はだれ?
さて、ここまで書けばわかると思いますが、このようなお仕事をしていると、つい自分を忘れます。私自身、何度も何度も「あ、また忘れていた。」というのを繰り返している気がします。自分の本質を知るまでは、それを繰り返すようですね。そしてそれを忘れていては人のケアなどできません。できるかもしれないけど、すぐに自分が渇き切ってしまう! それは、ほんとうに“命を削ること”だと思います。歳を重ねてきて、ますますそのことが体感として理解できるようになってきました。シンプルに言うと若い頃にできていたようなことができなくなってきているのです。そしてそれは良いことなんですよね。
自分の本質を知る
からだは老います。それがからだの本質的なこと。そして、私の本質=私の魂は、歳など取りません。魂、あるいは本質とのつながりを見出したら、そこにほんとうの安心が訪れます。